日本大学 生産工学部土木工学科 教授 森田弘昭
日大生産工学部では、産学連携による実践力を備えた学生の育成を教育目標のひとつにあげています。一方で、下水道界は建設からメンテナンスの時代にシフトしておりメンテナンスがわかる技術者の需要が高まっています。しかしメンテナンスの需要に対する大学側の対応は緒に就いたばかりです。そこで、社会のニーズに合った土木技術者を教育するために土木工学科では、品確協およびTGSと連携して下水道管路メンテナンスの講義(管路更生大学)を本年度より実施しました。
メンテナンスの講義は、3年生の水環境浄化システムの中で4コマを使って実施しました。第1回から9回までは、総括的な下水道の講義と試験。第10回が管渠の維持管理の必要性、第11回が調査診断、第12回が管路更生工法、第13回が更生工法のデモ施工です。第14回は2回目の試験、第15回は講義の振り返りです。全15回の講義のうち第10回から第14回までの講義を「管路更生大学」と呼んでいます。
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