2018年12月10日のはしわたし
先週末に東京ビッグサイトで開催された”エコプロ2018″と同時開催された、インフラ老朽化対策をテーマとした”社会インフラテック2018″に、異分野における老朽化対策や最先端技術を学びにお邪魔してきました!
今回が初開催のイベントです。
開催場所は、東京ビッグサイトの東1ホールでエコプロ2018と明確な仕切りがなく、相互に気軽に行き来できる環境になっていました。
※社会インフラテック フォトギャラリーより引用(URL:https://messe.nikkei.co.jp/in/photo/)
主なイベントとしては、
- 産学官のニーズ・シーズのマッチングを目的としたイベントステージ
- 社会インフラの維持管理に関する最先端技術を紹介する出展者プレゼンテーションセミナー
- 主催者企画としてインフラメンテナンスの普及・啓発を様々な人に訴求する企画
- “観て、触って、試して”をコンセプトにインフラメンテナンス・土木の仕事を身近に感じられる企画
- インフラ維持管理・老朽化対策に関する国・地方公共団体の取り組みやインフラメンテナンス技術やビジネスの最新動向などをテーマに講演やパネルディスカッションを実施したカンファレンス
などが開催されていました。
私は以下のカンファレンスを聴講しました。
●IoTで変わるインフラ維持管理【インテリジェントインフラ】
IoT機器ではずすことのできない組込系リアルタイムOSのTRONの紹介、IoTを有効活用するためのオープンデータ・オープンAPIの重要性についての解説などがありました。
●地方公共団体の先進事例とこれからのニーズ【地方公共団体】
鳥取県、山形県、各務原市の3自治体のSIP(戦略的イノベーション創造プログラム(内閣府))による先進事例について紹介とディスカッションがありました。
●水道事業の経営、広域化、PPP/PFI活用【マネジメント】
事業課題の解決にIoT/ICTの活用、給排水機の水平統合や垂直統合、同一の経営主体が複数の事業を経営する、管理の一体化、施設の共同化、CPS/IoTの活用などのお話がありました。
●社会インフラ健康診断 老朽化の現状とメンテナンスの必要性【技術】
土木学会が取り組む「社会インフラ健康診断」とその診断結果に関連する解説がありました。
●「インフラメンテナンスの次代に向けたブレイクスルー ~ボトルネックとそれを乗り越える方法~」【クロージング】
現状のインフラメンテナンスに対する各種課題の現状や自治体が抱える課題、それらをどのようにすれば解決することができるのか?という興味深いパネルディスカッションがありました。
※社会インフラテック フォトギャラリーより引用(URL:https://messe.nikkei.co.jp/in/photo/)
インフラ老朽化の課題提起やその解決法が一堂に会する意欲的で活気あふれる展示会で、今後の下水道分野にも大いに参考になると感じました。
また、次回は2019年12月上旬、東京ビッグサイト南ホールで開催予定しているとのことですので、皆さんも参加されてみてはいかがでしょうか??
詳細は以下のサイトをご覧ください。
社会インフラテック公式サイト