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筑後川昇開橋(福岡県)
大鳴門橋(兵庫県)
 

福山市立大学 都市経営学部 准教授 清水 聡行 様

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課題を解決し社会貢献に繋げる為には、研究開発や技術審査の成果等を下水道関係者をはじめ社会へ普及していくことが重要です。

福山市立大学 都市経営学部
 准教授 清水 聡行(しみず としゆき)

第1回:自己紹介
 福山市立大学の清水です。
 小学校のころ,見学で堺市・浅香浄水場に行き「大和川が汚いので,この浄水場は使用されていない」と聞きました。
 ただ,小・中学生までは水や環境には無関心で,高校生になってから環境問題に興味を持ち出しました。
 立命館大学の環境システム工学科(現・環境都市工学科)に入学し,他の人より時間をかけて卒業し,その後博士課程まで進学しました。
 家庭用水の需要分析や予測を中心に研究を行い,博士論文としました。
 最初に取り組んだ研究には思い入れがあるのでしょうね,水需要の動向や水の使い方には常に興味があります。
第2回:過去と現在の勤務先
 立命館大学で助手として2年間勤務した後,国際厚生事業団という団体で2年間勤務しました。
 その後,立命館大学でポスドク・特任助教・講師として勤務し,2022年4月からは福山市立大学で勤務しています。
 卒業研究から含めると立命館大学在籍時の指導(受入)教員は4名います。
 何人もの先生からご指導を受けることができたのは大変有難いことで,水処理に関する研究等,研究の幅を広げることができました。
 福山市大の学生数は立命館大の1/30以下です。大きな私立大学と小さな地方公立大学とでは,色々と違いがあります。
 着任して2年になりますが,慣れないことも多々あります(笑)。
第3回:現在の職場環境と研究
 福山市立大学では都市経営学部という学部に所属していますが,何をしている学部なのか説明するのが難しい学部です。
 文理融合を謳っていますが,文系中心です。
 小さな実験室はありますが,色んな意味で充実していないです。
 学生研究室はありません。
 私の場合,着任3年目の2024年度から卒業研究が始まりますが,水に関わる社会調査系の研究や簡易水質試験を利用した研究が中心になるかと思います。
 個人的には,特に地方の上下水道事業の将来が非常に気になっています。
 地方や離島の水道施設を見学させてもらったりしています。
 社会的にも大きな課題ですので,調査や研究を進めていければと考えています。また,事業体・民間企業さんとも連携していきたいと考えています。
第4回:怠け者でいい加減な私
 今回で私の連載も最後です。
 少し私の生活等について書きたいと思います。
「飲み会での交流が研究につながる」を言い訳によく飲み会に参加します。
 休日は家でゴロゴロしています。
「ポケーっとすることで,良いアイデアが浮かぶ。活動しなければ環境負荷が少ない」と言い訳をして怠け者生活を謳歌しています。
 第1回で水の使い方に興味があると書きましたが,自身の使用水量等はほぼ記録していません。
 これまでに,大阪,京都,東京,滋賀,広島で生活しました。
 水道の研究をしているのに,毎日使用している水道水の水質については,あまり気にしていません。
 日本の水道水が安全なので気にしていないのだと思います。
 ただ,福山では鏡につく水垢が多いような気がしています。
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