下水道事業におけるディマンド・リスポンスの活用に関する事例集、及び情報セキュリティと制御の考え方に関する報告書を公開しました。
2024年4月22日
下水道事業におけるディマンド・リスポンスの活用に関する事例集
~インセンティブ型DRを中心として~- 共同研究者:沖縄県、株式会社NJS、中日本建設コンサルタント株式会社、日本水工設計株式会社、公益財団法人日本下水道新技術機構
- 概要:電気の安定した供給には、電力量の供給と需要のバランスが必要であり、東日本大震災等による電力需要のひっ迫時にエネルギーの需要側が消費パターンを変化させるディマンド・リスポンス(DR)を下水道事業にて実施してきました。近年においては、発電効率の低い火力発電所の稼働抑制、天候等により発電量の変動を受ける再生可能エネルギーの導入拡大、将来の安定的な電力供給の確保等の目的から電力市場に関わる法・制度の整備が行われています。そこで、さらなるDRの普及促進により脱炭素化社会及びレジリエンスの強化に貢献することを目的に、電気技術者以外の方々にも利用していただけるよう下水道事業におけるDR に関する法・制度及びDR 手法を事例集としてまとめました。
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情報セキュリティと制御の考え方に関する報告書
- 共同研究者:(機構単独での研究のためなし)
- 概要:水道事業は、サイバー空間での攻撃(サイバー攻撃)への対応も求められています。下水道におけるセキュリティ対策は、サイバー攻撃に対処するために何を考え、何をすべきかを抽出し、それを基にリスクマネジメントを実施・提言することが重要であると考えます。本技術資料は、セキュリティに関する基礎・導入資料として収集した情報をまとめたもので、情報セキュリティと制御セキュリティの二つの側面から情報を整理し、無駄な対策に陥らずに対策を進めるための一助となることを目指しています。
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