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まる子のゆいまーる2017.10.23

まる子のゆいまーる2017.10.23

2017年10月23日
  今回のゆいまーるは
国土交通省 国土技術政策総合研究所
下水道研究部 下水道研究室長
岩崎宏和さんから
「Zパイプ」に関する投稿です。
岩崎室長ご投稿ありがとうございました♪
「Zパイプ」を国総研で展示中

皆さんは、Zパイプという管をご存じでしょうか。
通称Zパイプと呼ばれる硬質瀝青管(硬化瀝青管ともいう)は、紙でできた管を瀝青物に浸して硬化させたものです。昭和40年代の資材不足時に公共下水道等の取付管や電線保護管、集水管などとして使われていました。下水道本管として使われた例もあるようです。
長期間の使用によって水ぶくれが発生して管が閉塞したり、破損して陥没を誘発すると言われています。また、限られた時代に使用された管材のため、公的な規格がないなど、取り扱いに苦慮されている例も多いようです。
そのため、国総研下水道研究室では、Zパイプの調査を開始しましたが、その一環として、Zパイプの強度や組成等の試験を行うこととしています。
これに先立ち、実際に使用されていたZパイプを国総研下水道研究部長室前の会議室で展示しています。興味のある方は国総研においでいただき、是非ご覧下さい(11月上旬まで展示予定)。なおZパイプはありませんが、土木の日(11月18日)には、国総研全体の一般公開を行います。もちろん下水道の展示も行いますので、こちらもどうぞ。

①Zパイプの展示会場
コールタール臭がします
②当時のカタログと説明も置いています
③研究道中記※で紹介した際は1本でしたが、現在は3本展示しています ④Zパイプ断面のアップ
紙でできているのがよくわかります
※研究道中記:下水道研究室HPのコンテンツの一つ。この他、最近始まったドボジョによる「裏道中記」もあります。
下水道研究室HPはこちら

 

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