下水道機構情報PLUS+
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中期事業計画の取り組み
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 新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々にお悔み申し上げるとともに,罹患されている方々に心よりお見舞い申し上げます。 本機構におきましては,4月8日から全社員を対象に在宅勤務を実施しております。また,技術サロンにつきましては,5月分を中止,6月以降の開催は見送ることといたしました。関係各所の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが,ご理解のほど,よろしくお願いいたします。

 Web版機関誌「下水道機構情報plus+」の第18号をお届けします。今号では,第388,389回技術サロンの講演内容をダイジェストで掲載。エンジニアリングリポートでは「令和元年度に終了した共同研究」の概要を,新研究テーマでは「圧送管路に適用するモルタルライニング厚測定装置の開発」を紹介しています。また,政策支援として取り組んでいる「雨天時浸入水対策ガイドライン(案)の策定を踏まえた共同研究」,「下水道管路施設の管理業務における包括的民間委託導入ガイドライン改訂に関する検討支援」について掲載しています。ワールドワイドではオーストラリアで開かれた「16th International Specialised Conference on Small Water and Wastewater Systems」,台湾で開かれた「第33回台日工程技術検討会」の模様を報告。ユーザーリポートでは,長崎市における技術審査証明の活用状況について掲載しています。

 どなたでも,無料でご覧いただけます。画面左のコンテンツもしくは下記のコンテンツをクリックしてご覧ください。

下水道機構の研究開発動向
~エンジニアリングリポート・新研究テーマ・中期事業計画の取り組み~
 本機構では,産官学の知識と経験を結集し,下水道事業における課題を解決するための調査,研究,開発,評価を行い,その成果を普及,啓発し,下水道事業の導入促進を目的とした事業を展開しています。今号で掲載した研究開発内容についてご紹介します。各コンテンツの詳細はクリックしてご覧ください。
 近年,下水道用マンホールや管きょ等の下水道施設において老朽化が進んでおり,事故発生件数も増加傾向にあります。しかし,現状としては,多くの都市で老朽化の進行に対して改築や調査等が進んでいません。健全な施設の維持管理を続けていくためには,これらの課題解決は不可欠だと考えられます。本機構では,これらの課題解決に寄与するため,以下の研究を行いました。
・効率的なストックマネジメント実施に向けた下水道用マンホール蓋の設置基
準等に関する共同研究
・圧送管路に適用するモルタルライニング厚測定装置の開発
 下水道管路施設の老朽化が進む中,下水道管理者である地方公共団体は限られた予算や少ない人員で計画的に維持管理・運用を行い,持続性のある事業推進が求められています。これらの課題解決に向けて本機構では,下水処理場等の効率的な運転管理に資する監視制御に関する共同研究および管路施設の包括的民間委託導入ガイドラインの改定に取り組んでまいりました。
・エネルギーマネジメントのための監視制御技術に関する共同研究 ・下水道管路施設の管理業務における包括的民間委託導入ガイドライン改訂に関する検討支援
 昨今,局地的な集中豪雨が頻発しており,各地で広域的かつ甚大な被害が発生しています。本機構では,ハード対策ととともにネットワークや情報データベースなどICT技術を活用したソフト対策を組み合わせ,浸水被害の最小化を目指しています。以下の共同研究を行うとともに,技術マニュアルを策定しました。
・雨水管理支援ツール(アラート配信)に関する共同研究 ・プレキャスト式雨水地下貯留施設(壁式多連型)に関する共同研究
 分流式下水道における汚水管への雨天時浸入水は,早期に解決すべき課題であると認識されているものの,必ずしも十分な対策がとられているとは言えません。そこで,国交省下水道部は,雨天時浸入水に起因する事象に対して,効果的かつ効率的な対策およびその計画立案に向けた考え方を示したガイドラインを策定しました。本機構は,以下のガイドライン策定に当たり政策支援を行いましたので紹介します。
・雨天時浸入水ガイドライン(案)の策定を踏まえた共同研究の実施
 地球温暖化の原因の一つと言われている温室効果ガスの排出量削減に関して,下水処理場の運転方法の改善や省エネ機器の導入が有効な対策となります。
 また,エネルギー自立型の処理場を目指し,下水熱,バイオマスなど下水道の持つ資源を活用する創エネルギー化を図るとともに,温室効果ガス排出削減により環境に配慮した下水道システムを構築することが有効です。
・脱水汚泥の改質による省エネルギー資源化技術に関する共同研究・下水処理場におけるエネルギー自立化のための共同研究

 

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