下水道機構情報PLUS+
下水道機構情報PLUS+
コラム ここはどこ?
フォト リポート 下水道機構の主な活動
講演ダイジェスト  ■第61回下水道新技術研究発表会 ■第339回技術サロン ■第340回技術サロン
エンジニアリングリポート  ■宮崎県下水道施設における津波シミュレーションを用いた津波対策に関する共同研究
新研究テーマ  ■ボルテックスバルブに関する共同研究 ■下水道用マンホールポンプの長寿命化等に関する共同研究  ■伊万里市保有エネルギー高度活用型汚泥処理・資源化システムほか(資源循環研究部)
トピックス  ■福岡市・中部水処理センター水素ステーション
ワールド・ワイド  ■EXPO Milano 2015(ミラノ国際博覧会)
インフォメーション  ■下水道展‘15東京のご報告など
 

Web版機関誌「下水道機構情報plus+」の第9号をお届けします。今号では「下水汚泥のエネルギー化技術」をテーマに東京・大阪の二会場で開催された下水道新技術セミナーから,津野洋・大阪産業大学人間環境学部教授,石井宏幸・国土交通省水管理・国土保全局下水道部下水道国際・技術調整官の講演内容をダイジェストで掲載しております。このほかトピックスでは,下水バイオガスから水素を取り出し燃料電池車の燃料として利用する福岡市の取り組み,宮崎県内の複数自治体の下水道施設を対象とした津波対策基本計画の作成について触れたエンジニアリングリポートなど,盛りだくさんの内容となっています。どなたでも,無料でご覧いただけます。画面左のコンテンツまたは下の記事インデックスの写真をクリックしてください。

フォトリポート■下水道機構の主な活動
第61回下水道新技術セミナーのもようをはじめ,下水道展‘15東京への本機構の出展ブースの様子およびBCP講習会への取り組み,技術委員会の答申など,これまでに行ってきた活動状況をリポートしました。
講演ダイジェスト
 ■第61回下水道新技術研究発表会
 ■第339回技術サロン
■第340回技術サロン

・下水汚泥のエネルギー化技術
 津野洋・大阪産業大学人間環境学部教授
・下水道資源の利用推進に向けた取組
 石井宏幸・国土交通省水管理・国土保全局下水道部下水道国際・技術調整官
・上下水道一体となった国内外事業展開の取組~信頼されるパートナー企業として~(339回技術サロン)
 小林史幸・横浜ウォーター㈱技術部門 下水道担当マネージャー
・下水道協会における技術指針類改訂の取組について ~下水汚泥有効利用促進マニュアル~持続可能な下水汚泥の有効利用を目指して(340回技術サロン)
 林幹雄・日本下水道協会技術研究部技術指針課長

本機構が国土交通省の委託を受けて作成した手引き等の利活用や国土交通省の下水道政策などをテーマに取り上げ,取り組み事例等も含め,地方公共団体および民間企業等の技術者に広く情報提供することを目的に開催している下水道新技術セミナー。今回は「下水汚泥のエネルギー化技術について」をテーマに津野洋・大阪産業大学人間環境学部教授,「下水道資源の利用推進に向けた取組」で石井宏幸・国土交通省水管理・国土保全局下水道部下水道国際・技術調整官に下水汚泥のエネルギー化の概要や今後の可能性などについて詳細かつ最新の政策を提供いただきました。また,有識者から生の情報を伝える「技術サロン」の第339回は,上下水道一体となった国内外事業展開の取り組みについて横浜ウォーターの小林マネージャーに,第340回サロンでは下水汚泥有効利用促進マニュアルについて林幹雄・日本下水道協会技術研究部技術指針課長に内容を紹介していただきました。ぜひともご一読ください。

エンジニアリングリポート
■宮崎県下水道施設における津波シミュレーションを用いた津波対策に関する共同研究

東日本大震災では,沿岸部の下水道施設が津波により壊滅的な被害を受けて機能停止に陥り,水洗トイレの使用停止や下水の簡易放流等,住民生活および環境に甚大な影響を及ぼしました。宮崎県では県内のいくつかの下水処理施設が浸水被害を受けると予測される結果となりました。そこで,宮崎県内の下水道施設における効果的かつ効率的な津波対策を目的として,県内複数自治体の下水道施設を対象とした津波シミュレーションによる被害想定を実施し,津波対策の基礎となる津波対策基本計画を作成しました。

新研究テーマ
■ボルテックスバルブに関する共同研究
■下水道用マンホールポンプの長寿命化等に関する共同研究
■伊万里市保有エネルギー高度活用型汚泥処理・資源化システムほか(資源循環研究部)
近年発生しているゲリラ豪雨により,早急な浸水被害の軽減と安全度の向上が求められています。一方,本格的な維持管理の時代を迎えた今後の下水道事業では,浸水対策等の課題に対して,一定の水準で整備された下水道施設のストックを最大限活用して対策を講じていく必要があります。本機構では,装置内で自然に渦流を発生させることにより,電力の使用や機器の操作を全く必要とせずに流量の制御を行う装置であるボルテックスバルブについて解説しています。このほか,下水道用マンホールポンプの長寿命化等に関する共同研究,資源循環研究部の伊万里市保有エネルギー高度活用型汚泥処理・資源化システムほか四つの新研究テーマについて紹介しています。
トピックス■福岡市・中部水処理センター水素ステーション
下水処理時に発生する下水バイオガス有効利用方法の一つとして発電があります。一部では固定価格買取制度(FIT)を使い,売電事業を行うケースも増えています。その一方で新たな利用法として,下水バイオガスから水素を製造し,燃料電池自動車(FCV)へ供給する取り組みが世界で初めて福岡市の中部水処理センターで行われています。今回は,新エネルギー「水素」を下水バイオガスから製造し,燃料電池自動車(FCV)の燃料として利用する技術を,国土交通省の下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)で実証中の福岡市を取材しました。
ワールド・ワイド ■EXPO Milano 2015(ミラノ国際博覧会)
5月1日にイタリア共和国のミラノ市で開幕したEXPO Milano 2015。148カ国の地域・国際機関が参加する国際博覧会は,「地球に食料を,生命にエネルギーを Feeding the Planet, Energy for Life」のテーマのもと,10月31日まで開催されています。国土交通省と下水道グローバルセンター(GCUS)では,6月17,18日の二日間に「下水道が生み出すチカラ―新しい“いのちの循環”-」というテーマで,下水道資源を有効利用した作物の栽培,食分野への貢献等,日本発の循環型社会の在り方を発信しました。本機構から参加した芹沢前主任研究員にその模様を報告してもらいました。
インフォメーション ■下水道展‘15東京のご報告など
7月28日(火)から31日(金)までの4日間,東京ビックサイトで開催された「下水道展‘15東京」に出展した本機構ブースのもよう,同展に併せて開催した審査証明事業のプレゼンテーションなどを報告します。また,本機構が行っている審査証明事業について,改めてその内容をご紹介しています。

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●ご連絡・お問い合わせ先

(公財)日本下水道新技術機構 企画部 藤井・山田
E-mail  jiwet@jiwet.or.jp
TEL 03-5228-6556(ダイヤルイン) FAX 03-5228-6512