下水道機構情報PLUS+
下水道機構情報PLUS+
コラム ここはどこ?
フォト リポート 下水道機構の主な活動
講演ダイジェスト  ■第20回下水道新技術研究発表会 ■第334回技術サロン
エンジニアリングリポート ■下水道用マンホール改築・修繕工法に関する共同研究
新研修テーマの紹介 ■NADH風量制御を利用した嫌気無酸素好気法に関する共同研究 ■省エネ型反応タンク撹拌機の導入促進に関する共同研究
トピックス ■下水道防災シンポジウムに出展
ユーザーリポート ■プラスチック地下貯留・浸透施設
ワールドワイド ■7th International Young Water Professionals Conference(台湾・台北市)
インフォメーション ■平成27年度 今後の研修啓発事業(講習会等)の予定
 

Web版機関誌「下水道機構情報plus+」の第8号をお届けします。
今号では,2月に行われた下水道新技術研究発表会から,「運営の時代の下水道経営と技術」をテーマに講演した前田正博・日本大学総合科学研究所教授,「下水道をめぐる最近の話題」と題し,新しい時代の下水道政策と平成27年度予算案について解説した増田隆司・国土交通省水管理・国土保全局下水道部下水道事業課長の講演内容などをダイジェストで掲載しております。このほか,ユーザーリポートでは,頻発する浸水被害に対し,本機構と民間企業との共同研究による「プラスチック地下貯留・浸透施設」での取り組み,下水道用マンホール改築・修繕工法に関する共同研究の概要について触れたエンジニアリングリポートなど,盛りだくさんの内容となっています。どなたでも,無料でご覧いただけます。画面左のコンテンツまたは下の記事インデックスの写真をクリックしてください。

フォトリポート■下水道機構の主な活動
20回目を迎えた下水道新技術研究発表会をはじめ,東京都の「隅田川幹線シールド工事」と「旧三河島汚水処分場喞筒場」を見学した第63回新技術現場研修会,2015下水道防災シンポジウムin仙台で当機構の出展ブースの様子など,これまでに本機構が行ってきた活動状況をリポートしました。
講演ダイジェスト
■第20回下水道新技術研究発表会
 ■第334回技術サロン

・運営の時代の下水道経営と技術
 前田 正博・日本大学総合科学研究所教授
・下水道をめぐる最近の話題−新しい時代の下水道政策と平成27年度予算案−
 増田 隆司・国土交通省水管理・国土保全局下水道部下水道事業課長
・27年度下水道事業予算案について(334回技術サロン)
 堂薗 洋昭・国土交通省水管理・国土保全局下水道部下水道事業課課長補佐

下水道技術者を対象に,本機構が地方公共団体や民間企業と共同研究した新技術の研究成果等の紹介と普及促進のため,年に1回,東京・大阪の2会場で開催している新技術研究発表会。今回は「運営の時代の下水道経営と技術」をテーマに前田正博・日本大学総合科学研究所教授がPDCAサイクルの構築など自身の経験を踏まえた貴重なお話を,増田隆司・国土交通省下水道部下水道事業課長が「下水道をめぐる最近の話題」というテーマで,新下水道ビジョンや水防法等の一部を改正する法律案などについて詳細かつ最新の政策を提供いただきました。また,有識者から生の情報を伝える「技術サロン」の第344回は,国土交通省の堂薗洋昭・国土交通省水管理・国土保全局下水道部下水道事業課課長補佐から「27年度下水道事業予算」をテーマに,予算額の概要,新規要求事項,社会資本整備総合交付金の対象となる事業の拡充内容等について紹介していただきました。ぜひともご一読ください。

エンジニアリングリポート
■下水道用マンホール改築・修繕工法に関する共同研究

下水道整備の進捗に伴い,わが国の下水道用マンホールは1,500万基にも達していると想定されます。近年,これらの膨大なストックの老朽化による改築等のコスト増加や道路陥没等の事故リスクの増大が懸念されていますが,マンホール本体を対象とした長寿命化計画はまだほとんど策定されていない状況です。本機構ではこれらを背景に,下水道用マンホールに関する長寿命化計画の策定に必要となる調査手法・診断基準,設計手法および工法選定手法を技術資料として整理することを目的として,13社と共同研究を実施しました。

新研究テーマ
■NADH風量制御を利用した嫌気無酸素好気法に関する共同研究
■省エネ型反応タンク撹拌機の導入促進に関する共同研究
東日本大震災以降,電力事情の逼迫により,どの分野においても省エネ化が求められています。とくに水処理では,電力を多く使用することから,削減の余地がある分野と言われていました。そこで,今回は省エネ性を高めながらも,より高度な性能を持つ2つのテーマを解説いたします。
トピックス■下水道防災シンポジウムに出展
第3回国連防災世界会議に合わせ,3月16〜19日に開催された2015下水道防災シンポジウムin仙台で,本機構は展示ブースの出展とシンポジウムでの事例発表を行いました。そのもようをご紹介します。
ユーザーリポート■プラスチック地下貯留・浸透施設
近年,下水道の従来の計画を超える降雨や局地的・集中的な大雨等の頻発により,人命や健全な都市機能を脅かす被害発生が発生しています。従来型の浸水対策に加えて,既存ストックを活用したより効率的かつ効果的な浸水対策の実施が各自治体に求められているなか,たび重なる浸水被害に悩む世田谷区では平成21年度に,「世田谷区豪雨対策基本方針」および「行動計画」を策定し,雨水貯留浸透施設の公共施設や民間施設への導入等の流域対策の強化を図り,浸水被害の軽減に取り組んできました。今回のユーザーリポートでは,平成16年度から本機構と民間企業との共同研究によって開発が行われた「プラスチック地下貯留・浸透施設」を導入している世田谷区土木事業担当部土木計画課に導入までの経緯や設置後の状況をお伺いしました。
ワールド・ワイド
■7th International Young Water Professionals Conference(台湾・台北市)
2014年12月8〜10日の3日間にわたり,台湾・台北市で開催されたIWA主催の会議である「7thInternational Young Water Professionals Conference」に本機構から島研究員が参加し,「水処理施設における省エネ機器と運転管理の組み合わせによるエネルギー削減効果に関する研究」をテーマに発表を行いました。会場では活発な議論が行われ,水を含む資源の回収・再利用技術や省エネ技術が世界共通の課題として国を問わず高い関心があることが改めて分かりました。その模様を報告いたします。
インフォメーション
■平成27年度 今後の研修啓発事業(講習会等)の予定
6月の技術マニュアル講習会,8月の下水道新技術セミナーをはじめ,サロンや下水道研究発表会など今年度の本機構の研修啓発事業の開催場所・日時などについて紹介します。

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●ご連絡・お問い合わせ先

(公財)日本下水道新技術機構 企画部 藤井・山田
E-mail  jiwet@jiwet.or.jp
TEL 03-5228-6556(ダイヤルイン) FAX 03-5228-6512